入門チャート

Sound Horizon 研究所 −サンホララボ−
研究員3名による
入門チャート

  • 冨田明宏
    『ビュッフェランチ』 が好きなら

    同人期から次作【Elysion ~楽園幻想物語組曲~】の美味しいところだけを摘まみ食い!

  • さやわか
    『エゴン・シーレなどの絵画』 が好きなら

    死の陰を感じる不気味さとタブーを犯す快楽、同人時代から培われたSound Horizonの持つテーマ性がコンパクトに詰まっています。ある種の絵画に通じる背徳感を覚える作品性ですね。

  • 清水耕司
    小説 『夢十夜』(夏目漱石) が好きなら

    メジャーデビュー前後の楽曲をオムニバスにまとめた今作。初期作らしく、ポップで、歌詞も理解しやすいが、描かれる物語は深みがあり、感受性を刺激する短編小説のよう。『一千一秒物語』などが好きな方もぜひ。

Elysion
−楽園への前奏曲−
  • 冨田明宏
    『ゴシックメタル』 が好きなら

    耽美で退廃的で激しく重い音楽に魅せられてやまない皆様におすすめ。

  • さやわか
    ゲーム 『ダークソウル』 が好きなら

    何度も死と再生を繰り返しながら背徳と退廃に身を投じ、人間性を失いながらも、何度でも蘇る......
    まさにぴったりでは。

  • 清水耕司
    小説 『孤島の鬼』(江戸川乱歩) が好きなら

    音楽に物語を付加する「Story CD」の4枚目。音楽と詞が醸し出す、頽廃と背徳に満ちた世界は幻想的でありながら現実的でもある。歪んだ性愛に満ちた、サンホラワールドへの第一歩としてもぜひ。

Elysion
~楽園幻想物語組曲~
  • 冨田明宏
    『梶浦由記の音楽』 が好きなら

    他にも初期『FF』シリーズや『テイルズ』シリーズ等が好きなら◎

  • さやわか
    『日本製RPG』 が好きなら

    Sound Horizonの音楽では、白と黒、剣と翼、光と闇などの二項対立が提示され、同時にその二面性や二重性、表裏一体さなどが語られることが多いのですが、それはどこか日本のロールプレイングゲームが長年描いてきた物語に通じるものがあると思います。そんなわけで、そういった物語が好きな人へのSH入門編になるかもしれない。

  • 清水耕司
    映画 『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』 が好きなら

    3曲中2曲がゲーム主題歌というのもあって、全体に流れる高揚感とキャッチーさはLinked Horizonへの系譜であり、Revoの才を感じさせる。ファンタジーでありながら感情移入できる冒険譚を望むならばぜひ。

少年は剣を・・・
  • 冨田明宏
    『カンザキイオリの音楽』 が好きなら

    ダークな世界観の中から“生”と“死”を想う、そんな貴方に。

  • さやわか
    『感動のヒューマンドラマ』 が好きなら

    Sound Horizonの中でもひときわ「生の喜び」へ向かっていく物語がオムニバス的に詰まった作品。「死」の物語のほうが好きだよという人でも、その温かい感動に自然と涙腺が緩んでくるはずです。

  • 清水耕司
    映画 『グレイテスト・ショーマン』 が好きなら

    イヴェールという強烈な登場人物を軸とした、ロマンと愛に満ちた物語&聴く者を魅了する、艶やかで情緒的なメロディ。【Roman】にはRevoのエッセンスが詰め込まれている。作品世界に耽溺したいタイプならぜひ。

Roman
  • 冨田明宏
    『プログレッシヴ・ロック』 が好きなら

    リック・ウェイクマンやEL&Pなど物語性の高いプログレ好きなら!

  • さやわか
    海外ドラマ 『ゲーム・オブ・スローンズ』 が好きなら

    ヨーロッパ的な世界観を舞台に、侵略する者、される者、征服する者、される者、延々と争いが連鎖していく壮大な物語はまさしくコレでは......

  • 清水耕司
    小説 『銀河英雄伝説』(田中芳樹) が好きなら

    700年以上にわたってイスラム教徒とキリスト勢力が争った「レコンキスタ」をモチーフに、個と個、集団と集団が対立する中での「生」を描く。壮大なスペクタクル、突き進む物語性に惹かれる人ならばぜひ。

聖戦のイベリア
  • 冨田明宏
    アルバム 『進撃の軌跡』 (Linked Horizon) が好きなら

    『進撃の巨人』に通底するメッセージに共感を持つのでは?

  • さやわか
    『ギリシャ悲劇』 が好きなら

    ギリシャ神話を扱っているというのはすぐわかると思いますが、特に注目に値するのは、単にそういう設定を使っているというよりも、そうした物語が与えてくれる悲劇性がばっちり味わえることだと思います。

  • 清水耕司
    漫画 『BASARA』(田村由美) が好きなら

    派手やかな物語と登場人物を展開させ、ギリシャ神話という世界の魅力が存分に味わえるのが【Moira】。
    ↑以外にも、『天は赤い河のほとり』『妖しのセレス』『聖闘士星矢』などの名作にピンと来た方はぜひ。

Moira
  • 冨田明宏
    『摩天楼オペラ』 が好きなら

    退廃美を描くシンフォニックメタルが好きなら。

  • さやわか
    『フロイト、ユングなど心理学/精神分析学』 が好きなら

    「イドって何? 深層心理? まあ井戸はたしかに深いけど......村上春樹も書いてたな......」などと考えはじめると、「あれ、この人形は本当に意志を持っているのかしら? それともイマジナリーフレンド?」などなど、どんどん想像(妄想)が膨らんでしまいます。その無意識的なイマジネーションの広がりを楽しめる人はぜひ。

  • 清水耕司
    映画 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』 が好きなら

    【Märchen】のプロローグ作品だけあって、中世の陰鬱さや「死」が全編に漂う感覚は同じだが、その中で息子に対する母の、少年と出会った少女の悲哀が心を打つ。悲劇から愛を感じ取れる人ならばぜひ。

イドへ至る森へ至るイド
  • 冨田明宏
    映画 『セブン』 が好きなら

    “七つの大罪”を題材にした他の作品はいかが?

  • さやわか
    『残酷なグリム童話』 が好きなら

    この作品はそのままずばり、「本当は恐ろしいグリム童話」を扱っていて、童話の持つ不気味さとか、理不尽さ、残忍さをたっぷり味わえる。あまり日本では知られていないグリム童話も題材にしているので、新しい(不気味な)物語に触れられる喜びもあるはず。

  • 清水耕司
    映画 『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』 が好きなら

    サンホラ作品の中でも特にダークファンタジー色が強く、童話の残酷性をふんだんにしたためたアルバム。テリー・ギリアム、ティム・バートン作品など、物語とビジュアルと音楽の総合芸術にひたりたい方はぜひ。

Märchen
  • 冨田明宏
    映画 『ギャング・オブ・ニューヨーク』 が好きなら

    移民とアメリカの歴史に興味があるなら!

  • さやわか
    『「大草原の小さな家」「風と共に去りぬ」など
    西部開拓時代のアメリカ』 が好きなら

    「アメリカの歴史って、南北戦争とゴールドラッシュくらいしか知らない......」という人におすすめしたい、ちょうどそれらの間に位置する、古きアメリカの移民の物語。聴きながら、かの国がどのように成り立ったのか、今こそ改めて考えてみたい。

  • 清水耕司
    アニメ映画 『アラジン』 が好きなら

    Revo流テーマソング・オブ・ハロウィン。埋め込まれた謎や仕掛けは後回しに、騒いで、はしゃいで、ご機嫌になるのが正解。さながらディズニーワールドに出かけたハレの日のように。「楽しみたい!」人はぜひ。

ハロウィンと夜の物語
  • 冨田明宏
    『カゲロウプロジェクト』 が好きなら

    物語音楽×爆走ロックンロールが好きな貴方に。

  • さやわか
    『宮沢賢治』 が好きなら

    「えっ、『よだかの星』って知ってるよ。宮沢賢治でしょ」という貴方はこれを聴いてみましょう。「内容、全然違うんじゃない?」と思うなかれ、歌詞の根底に込められた、前に進もうとする力を肯定するテーマが重なっているのだ。なので、あの物語の精神が好きな人は、きっと気に入るはず。

  • 清水耕司
    映画 『スクール・オブ・ロック』 が好きなら

    ロックを通じて心を通じ合わせる若手ミュージシャンと謎のプロデューサー、が織り成す今作。15分を超えるc/w曲もドラマを感じる1曲だが、主人公ノエルの情熱を前面に出したリード曲は、熱く震えたい人にぜひ。

いずれ滅びゆく星の煌めき
(ヴァニシング・スターライト)
  • 冨田明宏
    『YOASOBI』 が好きなら

    “物語”を知るほど音楽が楽しい、そんな経験を求めている貴方に。

  • さやわか
    映画 『アベンジャーズ/エンドゲーム』 が好きなら

    今までの作品で語られた物語が一堂に会する! というオールスターキャストの大活劇感。そして「登場人物たちは死んでるかもしれないし、生きているかもしれない、すべては確率的なことである」という設定が不思議に符合しているのも面白い。

  • 清水耕司
    アニメ映画 『ドラえもん のび太の魔界大冒険』 が好きなら

    ここに収められたのは、描いてきたStoryの並行世界、あるいは既存曲の「物語リミックス」、あるいはRevo流もしもボックス。空想ならではの、絡み合う物語が生み出す、すこしふしぎの魅力を感じ取りたい方はぜひ。

Nein
  • 冨田明宏
    『ひぐらしのなく頃に』 が好きなら

    ループもの作品の傑作として知られる『ひぐらしのなく頃に』のように、何度も繰り返し物語を辿り選択することで徐々に核心が見えてくる......かもしれない。

  • さやわか
    映画 『ブラックミラー:バンダースナッチ』 が好きなら

    「視聴者が物語展開を選べる映画」は最近チラホラ見かけるようになりましたが、「物語展開を選べる音楽」はまだ誰も聴いたことがないはず! この手のジャンルに面白みを感じる人はぜひ聴いてみて。

  • 清水耕司
    漫画 『藤子・F・不二雄SF短編集』 が好きなら

    掟破りの同一作者2連発に......が! 異なる文化や価値観の提示、多様性の展開、『絵馬に願ひを!』に流れる血は藤子・F・不二雄作品とまさに同じ!! あの、目を無理やり見開かされるような感覚を味わいたい方は絶対!!!

絵馬に願ひを!
(Prologue Edition)